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伝統の'1号前掛け'をオーダーで1枚からオリジナル製作

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二人で作るお米…その名は’俺の汗’…富山県高岡のお米作り農家 大坪家さま

前掛け仕事人インタビュー!
~富山県高岡のお米作り農家 大坪家さま~

前掛け

今回は、前掛けを約3年前に作られた、富山県高岡でお米農家をなさっている大坪さんを訪問させていただきました。

大坪さんは奥様とともに、お米や野菜作りをされ、お客様に直接届ける「直販」を中心に販売されています。


前掛け無農薬での栽培にこだわり、種籾の入った「布マルチ」というシートを田んぼに直接敷きつめる「直播(じかまき)」方法を見せていただきながら、お話をお伺いしました。

-こんにちは!はるばる東京からやってきました、西村です^^
いつも前掛け使っていただきありがとうございます。

「こんにちは!
遠くまで来ていただき、ありがとうございます!大坪です。」

-早速いろいろお聞きしたいと思いますが、この「布マルチ」っていうシートを田んぼに直接敷くという、田植えの手法はユニークですね。

前掛け「そうですね。布マルチの直播(じかまき)と、
籾(もみ)を落とすだけの直播、
そして従来の苗を植える方法と、いろいろやってますけど、これは布マルチでやっているものです。

全国的にも、たぶん全体の1%もやっているところは無いです。」

-お米になったときにはどのように違うんですか?

「お米の粒の大きさは苗で植える時とは違いますね。
苗で植えるとどうしても植え替えるときに根っこに影響あるんですけど、苗床直播の場合は影響ないんで、種からそのまま苗になって…」

前掛け-布マルチはどこで勉強されたんですか?

「農協から情報入ってくることもあるんですけど、大学で勉強してたんです。
大学で農業勉強していたときに、講師で来ていただいていた先生が編み出した農法で。
全国的にはそんなに面積無いんですけど…。
僕のポリシーとして、ね。」

-へ~、そうなんですね。

「肥料を使っていないし、有機栽培で。でも、実際は、いろいろ大変なんですよ。シートを敷いたあと、風吹いたら飛ばされたり。ペラペラペラ~って(笑)。」

-これが、布マルチなんですね、シートは何で出来ているんですか?

「綿ですね、最終的に溶けてなくなってしまうんですよ。」

前掛け(写真右側は、同行していただいた、お知り合いの冨田さまです)

-自然に還るわけですね!綿、っていうと前掛けとも同じですね。

「そうですね。これがコシヒカリなんですけど、ここに
種籾(もみ)が入っているんですよ。
均一に筋状にシートに入っているんです。」

-あー、確かにありますね。

「こうやって作ってます。あと、精米機も購入して、少量でもすぐに精米出来る体制を作って。
今は、個人のお客さまと、飲食店さんへの販売が主ですね。」

前掛け-それはお客さんからしてもうれしいですね!フレッシュなものが届くんですからね!

「次は色彩選別機を入れたいですね。収穫した玄米を石取り機で石をとって、それを精米して、色彩選別機にかけて、きれいなお米だけを残して、という流れですね。」

-そうですか、手間もかかりますし、いろいろお金もかかるんじゃないです?

「はい、一番かかるのは、やっぱり機械ですね。たとえばコンバインなんかだと、新型だと1台5~600万はしますし、途中でやっぱり壊れることもありますよね。10年、15年使わないと。」

奥様「これが今私たちが作っているお米の種類なんです。」

-あ、3種類あるんですね!コシヒカリでも2種ありますけど、何が違うんですか?

「苗を植え替える移植と、直播(じかまき)と、の違いですね。値段は一緒ですよ。労働的には大きく変わらないですし。」

-直播(じかまき)コシヒカリの「俺の汗」、おもしろい商品名ですね!商品名は誰が付けているんですか?

奥様「一応、2人で(笑)。俺の汗、はもともと彼が持っていたフレーズで。
七郎間(しちろま)っていうのは、大坪家の屋号の名前なんですよ。
よくわからないこの響きがおもしろくて(笑)。」

前掛け-大坪さんは生まれたときから農家になるって決めてたんですか?長男さんですか?

「もともと農家の長男です。中学3年生のときに、進路決めるじゃないですか。
その時に普通の会社員にやりながら農業、っていう選択もあるんだけど、せっかく農業やるんなら、しっかりやりたいなと。逃げられないし(笑)。
ホテルマンになるという道もあったんですけど。

それで東京の農業者大学校行って。全国から、農家の息子が集まってくる学校で。それぞれの想いが違いましたね。
そこで影響を受けて、自分もやらなきゃいけないなって。」

-志の高い人たちが集まっていたんですね。今でこそ、食に対する関心が高まっていますけど、当時はそれほどでもないですよね。難しい決断だったでしょうね。

「そうですね。父の時代は、作ったお米は100%農協さんへ、っていう考えだったんですけど、僕は、直接食べてくれる人に、っていう考え方で。」

奥様「結局、農協さんへ卸しても、高岡のお米、っていうひと括りにされるんで。」

-その先誰が食べていらっしゃるかも分からないですし、見ることもないですよね。前掛けも含めて、日本のものづくりは、転換期に来ているんですね。

「地元の人も食べてくれていますが、富山のほかには、彼女の地元の宮崎の方も多いんですよ。」

-直接そうして大坪さん、っていう方が作っている、って知って買ってもらう方が増えるのはすばらしいですよね。
ちなみに、やっぱりかなり手間かかっている分、お値段も…?

「いや、全部1キロ400円で販売してますよ。
炊きたてはもちろんですが、ひと肌になったらよりおいしさが分かってもらえると思いますよ。
特に次の日にも美味しさが持続しますし。」

-それはうれしいですね~。
今日は、本当にありがとうございました!

前掛け*大坪さんのお米、「俺の汗」「七郎間」を後日、いただきました!
しっかり味わいのあるお米で、本当においしかったです。
みなさんも、ぜひ一度、精米したてのお米、オーダーしてみてくださいね^^

ご注文はメールでぜひどうぞ!
お米作り農家 大坪家(おおつぼや)
ホームページはこちら→http://www6.ocn.ne.jp/~otsuboya/index2.html

otsuboya@herb.ocn.ne.jp
TEL:090−9602−9174

*奥さんの順子さんは西洋野菜も栽培中です♪地元のレストランなどでも大人気ですよ!
「Jun Blend Farm」
http://junblend.blog117.fc2.com/

(取材担当:西村)

富山